トロントについて


-第1話 トロントとはどんなとこ?-
Last mod. 01/04/04


この人達が一般に言っている「トロント」とは正式にMetropolitan Toronto と言って、Toronto ・ East York ・ Etobicoke ・ North York・Scarborough・Yorkの6つの市(区と言ってもいいかも)から出来た都市のこと。1998年1月1日よりその6つの市の行政を一つにして、Maga City(GTA)となりました。2003年に1998年より市長を務めていた、Mel Lastman氏が健康上の理由にて2004年の任期を辞退、選挙にて新市長David Miller氏が当選、2004年よりトロントの活性化に奮闘しています。トロントはユネスコが認めている世界で一番人種が多い都市で、住み易い街でもいつも上位に入っているほど素晴らしい街です。その人種の街トロントを数字で探ってみましょう

<Toronto Fact>
トロント(GTAを入れた全ての人口) - 500万人
ダウンタウントロント人口 - 248万人
英語以外を家で話す人は人口の約3分の1
人口の43%の人が少数民族に属する(1位:中国人259,710人-10.6% 2位:南アジア人253,920人-10.3% 3位:黒人204,075-8.3% 4位:フィリピン人86,460人-3.5%)
人口の49%がカナダ外で生れた人
100以上の言語が使われている(実際は300以上と言われている)
79もの英語以外の出版物がある
1996年調べのトロントに移民して来た人種トップ10-中国人、インド人、パキスタン人、香港人、イラン人、スリランカ人、フィリピン人、台湾人、ロシア人、ジャマイカ人

ロントには世界的に有名なものが2つあります。それは人が登れるタワーの高さとしては世界一とされているCNタワー(553.33mで、世界一とはトロント市のサイトにて書かれています)と世界で一番長い通りYonge Street(1,896km)です。ガイドブックなどに載っているのは、 ダウンタウントロントで、ほんとに中心街です。英語学校やビジネススクールはこのダウンタウンに集中しているし、日系企業も多く交通も便利なので、 学生やワーキングホリデーメーカーはここを中心に行動することが多くなるはず。

ロントの大きな特徴は「移民の街だから色々な人種がいる」こと。街に出ると本当に多種多様な人々に出会います。各々の民族がしっかりした文化を持ち、お互いを認め合いながら生活していて、それをカナダは奨励しています。街を歩いていると白人の方が少ないのではと思うことも。中華街をはじめ、 ポーリッシュタウン、インディアンタウン、イタリアンタウン、コーリアンタウン、グリークタウンなどがあり、 世界各国の本場料理がここトロントで気軽に味わえ、また、文化も知ることが出来ます。 そういう街なので英語が話せない人もたくさんいます。皆それに慣れているので、日本人だから、 アジア人だからとジロジロ見たり、英語が下手だと嫌な顔をするということは、 絶対にないと言い切ってしまいたいほどないです。「Multicity」それがトロントです。

個人のトロントに対する印象は「住みやすいけど田舎で冬が長い」。トロントは確かに外国人には住みやすい街ですが、がっかりさせられることもあるのです。それはファッション。どのカイドブックを見ても「カナダ最大の都市、経済の中心」 などと書かれているので、私も来る前はニューヨークやヨーロッパとも近いので、流行のファッションで溢れているとわくわくしていたのですが、 実際は悲しいかなで、どうしちゃったの?何があったの? といいたくなるほど服が、お洒落な服がありまへん(**;)。私の様に期待はしないで下さい。 日本人の大好きなブランド物も品数がありませんのでご了承ください。 
 次に、冬がちょっと長いよ〜です。初雪が毎年早くて10月下旬、遅くても11月中旬には降ります。 気温が一番下がるのが、1月、2月で、 本当に寒い時は最高マイナス30度から45度位まで下がります。4月でも1回か2回は雪降ります。温度が10度以上になるのは5月からで、あー夏だーと感じるのは7月と8月と言う感じです。冬のスポーツをしない私にはちょっと辛いものがあります。

の私の印象だけを読むと 「やっぱりやめよう」と思った方もいるでしょう。 でも、トロントにはそれ以上に良いことがいっぱいあるのです。まず、治安がいいこと。一般に夜11時や12時でも地下鉄に安心して乗れるし、街を歩いても大丈夫。 治安の程度は日本と同じくらいか、今の日本の無差別犯罪を見ると、トロントの方が治安がいいかもね。でも、一度事件が起きると、そこはやっぱり海外、半端な事件じゃないので注意。 と言うのは女性でも、男性でもレイプされる事件はありますし、拳銃で撃たれる事件ももちろんあります。 基本的に、これは日本でも言えることですが、 一人で夜出歩かない、寂しい道は通らない、地下鉄やバス、ストリートカーに乗るときは、人がたくさんいる所、 または職員が見える場所で待つことを心がけましょう。
 英語を学びたい人なら、 トロントは日本人が少ないので簡単に日本語なしの環境を作ることができます。 他の都市の様にどこに行っても日本人で、お店の店員まで日本語が話せちゃうと言うことはありません。環境は英語を勉強するのにとても大切です。 また、流行には遅れているトロントだけど、ニューヨークには飛行機で1時間、ちょっとニューヨークにショッピング、 なんてことも気軽に出来ちゃうのです。またヨーロッパも近いし安い。この様に他の国に簡単に行けるので、得した気分になれます。 
 トロントにも世界を代表するブランドが、 あったんですね。「M.A.C」です。「M.A.C」の本店はここトロント。「M.A.C」はアメリカで買うよりこちらの方が安いです。 友達へのお土産に最適。 他に「Roots」もトロントなので品数も豊富で、アウトレットのお店もあります。



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