Sep. 25, 2004 宇多田ヒカル全米デビューアルバム発売

 1999年に若干15歳にして作詞作曲「First Love」のデビューアルバムは800万枚という天文学的セールスを記録し、社会現象にまでになった宇多田ヒカルの音楽はまさに名の通り「光のミュージック」。衝撃的デビューから5年、10月5日にUtadaという名前で全米デビューアルバム「EXODUS」(出発や集団で脱出するという意味/聖書「出エジプト記」にも関係する)を発売する。彼女の音楽はR&B調だが、全米アルバムはどこにも属さない西洋とアジアの音楽をうまく取り入れた独自の音楽に仕上がっている。日本では9月に先行発売されている。

 過去にも日本のアーティスト達が全米デビューをしているが、ヒットと言える所までたどり着けていない。ただ彼女は生まれも育ちもNYで英語堪能。作詞も先に英語で書いてからそれを日本語に訳すというやり方を取っている為、今回の英語でのアルバムは日本語より簡単?と言えなくもない。アメリカ育ちで作詞作曲も自ら手掛けることは今までの全米デビューした日本人アーティストにはなかったこと。なのでヒットに期待がかかる。

 曲は全部で14曲。シングルカットの「Easy Breezy」は正直どうしてこの曲で勝負に出たのか疑問だが、3曲目の「Exodus '04」、11曲目の「You Make Me Want To Be A Man」は特に彼女独特の音楽で北米でも受けそうな感じがする。

 管理人の個人的意見では最初5回ぐらい聞いても特徴がなく、英語の発音に癖があるのがちょっと気になり、こちらのアーティストのような声に伸びがないので、それが反対に彼女らしいとウケればいいが、ヒットと言える所までいけるのか難しい所(PVが勝負!)と感じたが、何回も聞くとマインドコントロールというか、味が出て来るのがわかる。先に述べた2曲の他に個人的に好きな曲は8曲目の「Animato」でリズムに乗り易く好きだ。私は大ファンだし、同じ日本人としてヒットしてほしいと願う。そしてトロントにコンサートに来てほしい。(^^) カナダでも10月5日に発売だ。

Exodus -- Utada Audio CD(2004年10月5日発売)

Amazon Canada: CDN$13.98

Amazon USA: US$13.98

Amazon Japan: ¥1,580 (税込)(アメリカからの輸入版)
Amazon Japan: ¥3,000(税込)(9月8日発売の日本盤。日本盤のみスリーブ・ケース仕様、日本盤スペシャル・ブックレット仕様)


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