Oct. 10, 2004 トロント日本短編映画祭開催!

 去年初めて開催され、大盛況だったToronto Japanese Short Film Festival。今年は昨年の成功をうけて、開催日を1日増やし、10月15日から17日まで3日間開催される。

 今年はさらに興味あるショートフィルムが盛り沢山!見る価値はあるし、カナディアンの観客の反応を楽しみながら見るのもいい!

日時:
10月15日(金) 9:30pm(桃/Peachプログラム)、11:15pm(苺/Strawberryプログラム)
10月16日(土) 6:00pm(みかん/Orengeプログラム)、7:45pm(林檎/Appleプログラム)、9:30pm(苺/Strawberryプログラム)
10月17日(日) 6:00pm(桃/Peachプログラム)、7:45pm(みかん/Orengeプログラム)、9:30pm(林檎/Appleプログラム)

場所:
Innis Townhall Theatre
2 Sussex Ave. (South of Bloor at St. Geroge/地下鉄St. Geroge駅)

チケット:
当日会場にて$10、4プログラムパス$25(初日会場$30)

チケットは以下の店舗で購入できます:
Queen Video(480 Queen St.W./ 412 Bloor St.W.)
Little Tokyo-Book Net (199 Augusta Ave.)
SANKO (730 Queen St.W.)

スケジュール、各作品に関する詳細は本映画祭ウェブサイトでどうぞ:http://www.tjsff.ca

<映画のご紹介>

【桃/Peachプログラム】

●「EVERY BOY LOVES AIRPLANES/男の子はみんな飛行機が好き」
2002年日本作品
フィクション:14分
監督:吉田大八
出演:三浦友和
解説:一匹狼の殺し屋(三浦友和)と組織との銃撃戦の中最後にすごいオチが...。ギャグあり。2004年フランスのクレルモンフェラン国際短編映画祭上映作品。

●「Auto Mommy」
2000年日本作品
アニメーション:12分
監督:中田秀人
解説:ストップモーションアニメーション。幼児虐待という重いテーマをブラックユーモアにくるみ、自らデザインした愛らしくも毒のあるキャラクターたちがストーリーを展開していく。国内海外あわせて9数の賞を獲得。ストーリーとメッセージ性の強い作品として高い評価を得る。2001年NY国際短編映画祭、2003年イタリアファーイースト映画祭、2003年シンガポール映画祭などで上映。

●「for get」
2002年日本作品
フィクション:15分
監督:木谷淳之
出演:石本 径代 木谷 淳之ほか
解説:風俗嬢の美月は、児童養護施設に強制保護されている息子との面会を拒否された。やけ酒を呷り、街を彷徨い歩く彼女は偶然、ある光景に遭う。それは、美月の奇妙な常連客・佐嶋の意外な姿だった。2003年日本プラネット映画祭出品。

●「A Moment/待人」
2003年日本作品
フィクション:15分
監督:渡辺淳
解説:モノクロ作品。ある作家がなじみの旅館で原稿の執筆に勤しむ。しかし、筆は遅々として進まず...。CINE VIS CINEMA 2003 奨励賞を受賞作品。

●「Gateball」
2003年日本作品
フィクション:4分
監督:川島 高
解説:とある町内会ゲートボール決勝戦。月並みな試合の中、相手の一打によって思わぬ方向へとゲームは進んでいく。お互い一歩も譲らぬ試合展開の中で勝利を勝ち取り、憧れのマドンナ「梅さん」の心をつかむのは誰だ!?2003年ロス国際短編映画祭出品。

●「WAFFLES」
1998年日本作品
フィクション:15分
監督:石塚慶生
解説:車内に取り残された前田と森崎。2人を置き去りにした女は何者なのか?2人の会話は悲しい現実から、恋愛話まで紆余曲折。沈みゆく太陽、打ち寄せる波を背景に、2人の会話はどこまで続くのか。淡い光の海岸を舞台に展開する、おとぼけ男二人組の会話劇。2000年日本プラネット映画祭、2004年日本ショートショートフィルムフェスティバル出品。

【苺/Strawberryプログラム】

●「Life in Additional Time/ロス:タイム:ライフ」
2003年日本作品
フィクション:9分
監督:筧昌也
解説:BS-i、BSフジ共周のショートフィルム紹介番組「68」の企画「美少年Hi!」シリーズの1本。主演に、元プロボクサーの虎牙光輝を迎え、サッカーをモチーフにしたコミカルな世界を寛監督お得意の手法である「日常系SF」によって描いている。監督の発想の豊かさを確信できるショートフィルム。2004年仙台ショートフィルムフェスティバル出品。

●「TEXTISM」
2003年日本作品
実験:11分
監督:平林勇
解説:三つの短篇から成る生と死をテーマに、映像と言葉の結びつきにより独特のユーモアと知的な空間を提供した作品。イメージフォーラム・フェスティバル2004大賞受賞。

●「Hyper-ranger Great 5/超戦隊グレート5」
2001年日本作品
アニメ:1分54秒
監督:メテオール-山田 塔子
解説:一見よれよれのサラリーマン。でもその正体はグレート5のリーダー(レッド)だ! でも、いったい誰と戦うの? 第13回CGAコンテスト会場審査員賞受賞。

●「The Bottom of the Spring/春の底」
2003年日本作品
フィクション:23分
監督:松村慎吾
解説:幼い頃、父親に失踪された過去をもつ西本は、恋人の妊娠を受け入れることができないでいた。そんな時、ひょんなことから子供を捨てた過去をもつ男と知り合う。恋人の中絶費用を稼ぐため、西本はある行動にでる。2004年プラネット映画祭出品。

●「Mustafrog and NINJA BUNNY/ひげ蛙と小兎忍者」
2002年日本作品
アニメ:2分41分
監督:タナカウサギ
解説:小兎忍者とひげ蛙は雨の日も修行をしています。今日の修行の結末はいかに…。2003年世界と日本のアニメーションベストオブベスト出品。第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞。

●「DOKI-DOKI」
2003年アメリカ/日本作品
フィクション:30分
監督:Chris Eska
解説:東京の片田舎、毎日同じ電車、同じ席、同じ群集という日常がある日変わる...。

【みかん/Orengeプログラム】

●「Light My Fire」
2002年日本作品
フィクション:9分
監督:村松亮太郎
解説:都内のとあるカフェ 物憂げな女と見守る(?)店員。やがてカフェに入ってくる一組のカップル。カップルが、女の席に腰を下ろす。元カノと今カノ、そして優柔不断なカレシ。「直哉は優しくしてくれる?」元カノが、二人に話しはじめる……。三角関係の顛末やいかに!?2004年NYウッドストック映画祭出品。

●「The Restaurant of Many Orders/注文の多い料理店」
2002年日本作品
アニメ:8分
監督:辻田幸広
解説:森の中で料理店を見つけたふたりは、入って行ってみるが…。「注文の多い料理店」を、クレイアニメで表現、英語で語られている。宮沢賢治原作。2004年フランスアニメーションフィルムフェスティバル出品。

●「Miriko and Universes/ミリコと宇宙人」
2003年日本作品
フィクション:8分
監督:井村剛
解説:じっと空を見つめる宇宙人に恋した乙女のほのぼのせつないラブストーリー。2003年みちのくミステリー映画祭、2004年AHFF、2003年ShockwaveAWARD、2004年プラネット映画祭出品。

●「KAISEKI cuisine/KAISEKI料理」
2002年日本作品
実験:16分
監督:加藤到、櫻井篤史
解説:京都在住の映像作家櫻井篤史との“食”をテーマにした共同制作作品。櫻井パートの「蟲毒(こどく)は、日々我々の身体を通過している膨大な量の食品添加物を、ただひたすら、おさらいする試み。加藤パートの「擬似加熱」では、コンビニ弁当の豊かさと貧しさについて“解析”しようと試みる。2004年東京国際ファンタスティック映画祭出品。

●「BIOTRICK」
2002年日本作品
アニメ:1分30秒
監督:Hinotori
解説:鶏が雑誌を見ていると、狸がなんと若返りの方法を発明したとの記事が。フムフム、この葉っぱを頭に乗せ…。キャラクターデザイン、質感、動き等、どれをとっても非常に完成度の高い作品。とてもかわいく、とても救いがない。第15回CGアニメコンテスト入選作品

●「Ocha Cups for Christmas/クリスマスにお茶碗を」
2002年アメリカ/日本作品
フィクション:29.45分
監督:マイケル・フィモグナリ
解説:アメリカの女子高校生、カレン。日本に興味を抱き、大きな期待を胸に日本の片田舎の高校へ交歓留学生としてやってくる。意気揚々と勉学に励むカレンだが、日本文化に接するにしたがい、次第に孤独感に苛まれるようになる。深い孤独感から逃げ出そうとするカレンだが、文化の狭間の中で効をなさない。行き詰まった彼女が日本文化から学んだ新しい自分自身とは。2002年カンヌ映画祭正式招待作品。

【林檎/Appleプログラム】

●「Scarlet Road/朱の路」
2001年日本作品
アニメ:12分58秒
監督:朱の路
解説:絶望から希望に変わっていくきっかけはとても些細なことの積み重ねで、心が動いていく。些細なこと。一輪の花が力強く咲いている姿を目にしたとき、雨が止み、夕焼けが美しかったり。少女の笑顔が素敵だったり。それは言葉で励まされるのではなく、静かな励ましであり、希望である。第9回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞

●「Tape End」
2003年日本作品
フィクション:8分43秒
監督:田中秀幸
解説:作品内容 / Story どこにでもあるような日本の典型的な家庭を舞台に、お母さんを巡り父と息子の愛のすれ違いをメモリーカードを通して描く。撮影にはパナソニックが世界で初めて開発したmini-DV 24Pカメラ、AG-DVX100を使用した。

●「PLAY - Photograph, Light, Animation, and Yoga」
2001年日本作品
実験:2分45秒
監督:新井風愉
解説:暗闇の中に、きらめき瞬く光、そして人物…。夜、眠りに落ちる寸前の、論理と非論理、現実と非現実、生と死、が、とろとろととけあったようすを描くJCF映画祭優秀作品。

●「Hiina-Matsuri/ひいなまつり2001」
2001年日本作品
ドキュメンタリー:6分2秒
監督:Mods Films
解説:3月3日に行われるひな流しをプロモーションビデオ風かつ、ドキュメンタリー要素もとり入れ、編集しました。

●「Planetarium/プラネタリウム-星空の記憶」
2003年日本作品
フィクション:15分
監督:小野寺圭介
解説:海外留学を前に引越しの準備を進める紙谷。その作業にもうんざりして喫茶店で休憩していると、初恋の相手に似た女性を目にする。紙谷はふとそのころの記憶を思い出す。2003年日本ショートショートフィルムフェスティバル出品。

●「Shellet #1-4」
2003年日本作品
アニメ:1分
監督:溝川順平
解説:タマゴから生まれたゾウのような生き物が、タマゴの殻で作った兄弟(?)を連れて旅に出ました。レリーフ状のパペット・アニメーション作品。short shorts film festival 2003 OSAKA出品。

●「PLEASE FOLLOW THE VOICE NAVIGATION/音声案内に従って走行 して下さい」
2002年日本作品
フィクション:17分
監督:北村拓司
解説:設計事務所で働く理恵(鈴木京香)。休日出勤の渋滞でイライラしていると、突然カーナビが話し始める。おどろき、混乱する理恵……。杉本哲太や伊藤淳史など充実したキャストが出演。


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