Aug. 30, 2000
トロント国際映画祭日本映画作品リスト一挙公開!

毎年盛大になっていToronto International Film Festival'00も今年で25周年で9月7日から16日まで開催される。今年はどんな有名人が来るかそれも楽しみ。今回は300以上の作品、50ヵ国以上から参加。日本関係の映画は合作などいれて15作。チケット購入方法は、今からだとシングルチケットまたはSame dayチケット購入か、当日各映画館にならんで購入のどれか。シングルチケット(12.35ドル)については9月6日限りの発売。すでにこの時点で先にチケット買っている人もいるので、Sold outの映画もあるので、ご了承を。必ずBox Office(午前9時から午後7時)に買いに行くこと。このチャンスも逃したという人は当日に映画館に行ってチケットがあまっていたら購入できる可能性がある。チケットが完売の場合は劇場でならんで待つと席が空いている限り入れてくれる。人気の映画はもう並んでも入れないことがあるが、結構みんな当日ならんでも見れているよう。
Box Office:777 Bay St.(地下鉄College駅の上にあるモールCollege Parkの地下1階) Tel.416-968-Film

日本映画スケジュール一覧

●「Face/顔」
1999年/2時間3分
監督:阪本順治
脚本:阪本順治、宇野イサム
出演:藤山直美、豊川悦児、牧瀬里穂、内田春菊、中村勘九郎、佐藤浩市
解説:母の葬儀の後に正子(藤山)は自分の今までの人生を憎み、妹を絞殺する。 卑屈の人生を過ごして彼女が逃亡中に皮肉にも人生の楽しさを知る。そして 彼女が最後に見つけたものは...。
「どついたるねん」「傷だらけの天使」など男臭い男の映画を撮り続けていた、 坂本順治監督の初じめての女性を主人公にした映画。
9月8日(金)午後9時半
Cumberland 2 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)
9月9日(土)午後12時
Uptown 2(764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)

「御法度/Gohatto」
1999年/1時間40分
監督:大島渚
出演:松田龍平、ビートたけし、武田真治
解説:司馬遼太郎の「新撰組」を大島監督独自のストーリーに展開。 美貌の新選組剣士・加納惣三郎(故松田優作の息子龍平)が入隊したことにより その少年をめぐっての男達の奪い合いを官能的に描いた作品。男同志の際どいからみありで、わきをビートたけし、崔洋一の両映画監督が固め、音楽は坂本龍一、衣装がワダエミというアカデミー賞経験者の豪華な布陣。
2000年カンヌ映画祭公式出品作品
2000年サンクトペテルブルク国際映画祭グランプリ受賞
9月9日(土)午後3時
VISA Screening Room(189 Yonge St./地下鉄Queen駅)
9月14日(木)午後3時半
Uptown 1(764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)

●「Unchain」
2000年/1時間38分
監督:Toshiaki Toyoda
出演:Unchain Kaji, Garuda Tetsu, Nishibashi Seiichiro
解説:大阪生まれのToyoda監督によるボクシングドキュメンタリーフィルム
9月10日(日)午後6時15分
Cumberland 4 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)
9月13日(水)午後3時半
Royal Ontario Museum (100 Queen's Park/地下鉄Museum駅)

「19」
2000年/1時間22分(2001年日本公開)
監督:渡辺一志
出演:川岡大次郎
解説:インディペンデント系の作品としては唯一の出品。 渡辺監督は23才の若手で最も活躍を期待される映画監督の1人。 俳優としても才能を見せこの「19」自らの作品にも出演のほか、 中田秀夫監督作品「Last Scene」にも出演、活躍の場を広げている。 その他、CM制作、マンガ原作も手掛け、映画のマンガ版「19」は 第41回講談社ちばてつや賞佳作賞を受賞した。
ストーリー:実際に起きた事件をもとに作られていて、 欲情のまま無秩序な行動をくり返し旅をする男達に誘拐された大学生が、 旅を続けるうちに、自由に生きる彼等に友情とも羨望ともつかない共感を 覚える。しかし、一発の銃弾がもろくもそれを壊し、唐突な別れが 彼等を待っている。
9月10日(日)午後8時半
Cumberland 4 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)
9月14日(木)午前9時半
Royal Ontario Museum (100 Queen's Park/地下鉄Museum駅)

「五条霊戦記/Gojoe」
2000年/2時間17分(2000年10月日本公開)
監督:石井聡互
出演:隆大介、浅野忠信、船木誠勝、永瀬正敏
解説:「逆噴射家族」等で知られる石井聡互監督と2000年カンヌ映画祭に出品した「ユリイカ」で国際批評家連盟賞を受賞したばかりの仙頭武則プロデューサーによる、平義経と武蔵坊弁慶の物語を最新CGを駆使し、全く新しい解釈で描いたサイバーアクション時代劇。
ストーリー:妖術を操り、平家武者を次々と切り捨てる源義経。神から「鬼を退治せよ」との啓示を受けた弁慶が見た、最強の妖術をあやつるのは、この世のものとは思えない美少年だった。
9月10日(日)午後9時
Uptown 2 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)
9月12日(火)午後1時
Uptown 3 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)

●「BROTHER」(日英合作)
2000年/1時間47分(2001年お正月映画として日本公開)
監督:北野武
出演:北野たけし、真木蔵人、オマー・エプス
解説:完成前にもかかわらず、すでに世界14ヵ国での公開が決まるという 北野監督最新作。日本の公開に先立ちトロントで見られるのは光栄というべきか。 監督自身「おれの映画の中で一番のヒット作になる」と自信を見せる新作。
ストーリー:やくざの幹部・山本(たけし)は抗争に敗れ、留学したまま消息が途絶えていた弟・ケン(真木蔵人)を捜しにロサンゼルスへ渡る。黒人青年・デニー(オマー・エプス)と出会い、奇妙な友情をはぐくんだ山本は、イタリアン・マフィアと抗争するまで勢力を広げる。だが、容赦ないマフィアの追撃に次第に壊滅的な状況に追い込まれていく。
9月9日(土)午後9時15分
Uptown 1 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)
9月11日(月)午前9時
Varsity 8 (55 Bloor St. W./Yonge & Bay)

●「降霊/Seance」
1999年/1時間37分
監督/脚本:黒沢清
出演:風吹ジュン、役所広司、哀川翔、石田ひかり、大杉漣、草薙剛
解説:1999年9月28日にフジテレビで秋の恐怖スペシャルでテレビ放映されたもの。 どうしてテレビドラマがトロント国際映画祭に出品されるのかというと、 同映画祭で人気がある黒沢清監督の作品だからでしょう。(^^;)
ストーリー:一見平凡な夫婦に見える克彦と純子。しかし、純子は普通の人には持ち得ない、降霊術という特殊な能力を持っていた。ある日、一つの少女誘拐事件が起きる。追跡された犯人は逃げる時に大怪我をし、意識不明の重態に陥っていた。大学病院で心理学を学ぶ早坂と刑事の柏原は、純子の特殊な能力を知り、誘拐された少女の捜索を依頼するが。平凡な主婦がつく嘘が大事になっていくというもの。
9月11日(月)午後7時15分
Cumberland 1 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)
9月13日(水)午後4時15分
Uptown 3 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)

●「YI YI/A One and a Two」(日台合作)
2000年/2時間53分(日本公開予定)
監督:エドワード・ヤン
出演:ニンゼン・ウー、尾形イッセー
解説:カップルズや恐怖分子で日本でも知られる台湾ニューウェーブの旗手ヤン監督の 最新作。2000年カンヌ映画祭コンペティション部門に出品みごと監督賞を受賞。 作品は台湾のある中流家庭を通して大都会に生きる人々の抱える問題をテーマにしている。
9月13日(水)午後12時半
Uptown 3 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)
9月16日(土)午後8時半
Cumberland 3 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)

●「風花/kaza-hana」
2000年/1時間56分(2000年12月日本公開)
監督:相米慎二
出演:小泉今日子、浅野忠信、鶴見辰吾
解説:セーラー服と機関銃などでおなじみ相米監督のロードムービー。
ストーリー:万引き事件を起し、文部省を辞職したエリート官僚(浅野)と 年齢が理由でピンサロをクビになったレモン(小泉)が「美しい死に場所」を求めて、 北海道を旅する。
9月14日(木)午後6時
Cumberland 3 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)
9月16日(土)午後7時
Uptown 3 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)

●「Scout Man」
2000年/2時間5分
監督:石岡まさと
解説:アダルドビデオ、援助交際、女のヒモなど現代の性をテーマにした作品。
出演:松本未来
9月14日(木)午後9時
Cumberland 3 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)
9月16日(土)午前9時
Cumberland 3 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)

●「漂流街/The City of Lost Souls」
2000年/1時間45分(2000年秋日本公開)
監督:三池崇史
出演:Teah、Michele Reis、吉川晃司、及川光博
解説:映画「サラリーマン金太郎」やドラマ「多重人格サイコ」の三池監督の最新作。
ストーリー:強烈な恋に落ちた日系ブラジル人・マーリオ(TEAH)と中国人・ケイ(Michele Reis)。コカインを奪ったマーリオを追う、日本人ヤクザ・伏見(吉川晃司)とチャイニーズマフィア・コウ(及川光博)、そして日本の警察。伏見は組織の忠犬になるつもりなど全くなく、コカインを掠め取る事を狙っていた。それぞれの欲望を秘めた男達の戦いが幕を開ける…
9月15日(金)午後12時
Uptown 1 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)
9月16日(土)午後3時
Varsity 6 (55 Bloor St. W./Yonge & Bay)

●「ワイルドゼロ/Wild Zero」
1999年/1時間38分
監督:竹内鉄郎
出演:ギターウルフ、遠藤雅、シティチャイ・クワンチャイル
解説、ストーリーはここのサイト必見。面白く説明。(^^;) もうギャグ状態の映画です。
9月16日(土)午後12時15分
Cumberland 4 (159 Cumberland St./地下鉄Bay駅)
9月16日(土)午前12時
Uptown 1 (764 Yonge/地下鉄Yonge&Bloor駅)

●「EUREKA(ゆりいか)/Eureka」
2000年/3時間37分
監督:青山真治
出演:役所広司、宮崎あおい、宮崎将、斉藤陽一郎、国生さゆり
解説:デビューしてから5年、話題作を作り続けて来た若干35歳の監督による Eurekaが2000年カンヌ映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞。
ストーリー:北九州を舞台に過去の苦しみから逃れられない人々の再生を描く物語。バスジャック事件で生き残ったバス運転手沢井(役所広司)と中学生・小学生(宮崎将・あおい)の兄妹が、事件から2年後再会し疑似家族を築く様。
9月15日(金)午後6時
Varsity 1 (55 Bloor St. W./Yonge & Bay)
9月16日(土)午後12時45分
Varsity 1 (55 Bloor St. W./Yonge & Bay)

●「デルス・ウザーラ/Dersu Uzala」(日露合作)
1976年/2時間21分
監督:黒沢明
出演:ユーリー・サローミン、マキシム・ムンズーク、シュメイクル・チョクモロフ
9月16日(土)午後2時半
Varsity 4 (55 Bloor St. W./Yonge & Bay)


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