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-クランベリーフェスティバル☆-
Up date Oct. 16, 06

クランベリーって沼地で出来るって驚きでした。そして、オンタリオ州が、カナダでクランベリーの収穫率1位ということもビックリ!

ということで、毎年10月の中旬、サンクスギビングの後に行われる「クランベリーフェスティバル」に行って参りました。(^^)/

場所はトロントから車で約2時間、220km程北に行った、高級避暑地としても有名なムスコカ地方にあるBala(バラ)という街。このBala地域はクランベリーの首都と言われるほど、クランベリーの産地としてカナダ1を誇る有名な場所だったのです。そのBalaでは、毎年サンクスギビングが終わった次の週に「クランベリーフェスティバル」が開催されます。今年は10月13、14、15日の3日間。

車では、ハイウェイ400をムスコカまで走り続け、38号線を右に曲がるとそのままBalaに辿り着きます。駐車場は色々な場所にあるのですが、午後からだとどこも一杯になるので、なるべくなら、午前中から行くのがいいでしょう。

フェスティバルはBalaの中心地で行われ、メープルシロップフェスティバルと感じは一緒。色々な地元の露天が軒を連ね、クランベリーを使った、ジャムやケーキ、ビスケット、また石鹸やキャンドルなども売られていました。そして、クランベリークレープを食べられるブースもあります。メープルシロップをたっぷりかけて召し上がれ♪ 変わった所ではクランベリー入りのソーセージもありました。試食させて貰えるのですが、普通のソーセージより若干甘かったです。そして、そのフェスティバル場所から、シャトルバス(黄色いスクールバス)が出ていて、クランベリーを収穫しているファームに連れて行ってくれます。

ファームはフェスティバル会場から6km程行った所にある「Johnston's Cranberry Marsh」。50年以上もクランベリーを栽培している農家で、2001年からワイナリーも始めて、クランベリーワインの製造もしています。名前の通り、「Marsh(マーシュ)」というのが、クランベリーを作っている沼地のような土壌のことを言います。クランベリーの収穫期間は10月。収穫方法は通常「ドライ」と「ウェット」の2通りあって、「Johnston's Cranberry Marsh」が行っているのはウェットハーベスティングという方法。少量の場合は「ドライ」ですが、こういう大規模な収穫をする場合は「ウェット」が主流なのだそうです。収穫方法はとても変わっていて、お米を作る時のように水田(ここではマーシュ)にクランベリーを栽培し、完熟した10月になると、収穫するマーシュ毎に水をさらに張って、クランベリーは中に空洞があるので、浮かんでくるのを利用して、収穫機でベリーだけを草から分けて集めていくんです。(後で動画でお見せします)。ただ、カナダとアメリカと収穫方法が違うのが、アメリカは草が見えなくなるまで水をはり、草とベリーを切り離すだけの収穫機を使ってかき回してベリーを水面に浮かび上がらせ、それを集めて、ベルトコンベアーでトラックに積んで行くという方法。そのベリーだけが水面に浮かぶ様がなんとも素晴らしい絵になるので有名なんですよね。それをちょこっと期待していましたが、ここではそこまでの大規模収穫ではないので、収穫機ですでにベリーをその都度収穫していく方法です。収穫方法の比較写真は↓下の写真の通りです。

「Johnston's Cranberry Marsh」に着くと、収穫している沼地をワゴン車に乗ってツアーをしてくれます。(写真→右)その後は、お土産屋でワインのテイスティングをしたり、クランベリーティーやジャムなど、色々なお土産を買う事が出来ます。

フェスティバル開催場所の近くに車を駐車してもいいですが、このマーシュでワインやジュースなどお土産を買う場合は、荷物が重くなるので、このマーシュまで車で来てもOKのようです。(パーキングの都合があるので早目がいいかと思います)*フェスティバル場所の露天でもここのマーシュはブースを出しているので、ワインなどは購入可能です。

Balaの街はムスコカレイクとムーンリバーに面しているので、フェスティバルを楽しみながら、湖畔と川の素晴らしい景観を眺めることも出来ます。結構日本人も来ていました。ぜひぜひ日本では見れない貴重なクランベリーの収穫を見てみてはいかがでしょう☆

クランベリーフェスティバルの詳しい写真はトロント写真館にてアップしていますので、そちらもご覧ください。

収穫風景の動画も撮って来ているので、下の画面をクリックして見てください☆

フェスティバルの知っておきたい情報:

*入場料が必要。2006年は大人 5ドル、子供7歳から12歳 3ドル、6歳以下無料。

*フェスティバル内を走るシャトルバスはバスストップ以外でも手を挙げると停まって乗せてくれる。

*Johnston's Cranberry Marshに行くシャトルバスはフェスティバル内を走るシャトルバスとは違うので、乗り換えが必要となる。歩いて、マーシュ行きのバス停まで行くことが出来るし、フェス内のシャトルバスと乗り継ぎで利用することも出来る。全て入場料を払っていると無料で利用出来る。

*駐車場はマーシュにもあるので、直接マーシュに行くことも可能。マーシュでもフェスティバルの入場料となるチケット(バッチ)を買うことが出来て、シャトルバスでマーシュからフェスティバル場所に行くことも可能。

*午前中から行く方が混まなくていいかも。

●クランベリーフェスティバル公式サイト:http://www.balacranberryfestival.on.ca/

●Johnston's Cranberry Marsh公式サイト:http://www.cranberry.ca




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