トロントについて


-第2話 仕事探し-
Last mod. 01/07/04


ーキングホリデーで来る人にとって、一番気になるのが「仕事探し」。私も実際仕事が見つかるかどうか心配でした。皆さんはカナダのトロントに行くと決めた時、既に仕事探しは難しいと聞いているはずです。本当にその通りで、トロントというよりカナダは全体的に厳しい状況です。ここ近年は不況ということではないですが、日本がいくら不景気と言っても日本より難しいと考えて下さい。なぜかと言うと、まず語学の面、そして給料は日本より遥かに安いですから自分の願う就職口がなかなかみるからないのが現実だからです。それでは仕事はないの?という質問が出てくると思いますが、仕事は「選ばなければ一杯あります」。
 バンクーバーは日本人観光客が多いのでまだ日本語が話せるということで仕事はありますが、トロントはとても厳しいですね。また優先的に他国からきた人よりカナダ人を採用するので(当り前のことですが、先にカナダ国民を守るということから)余程カナダ人より優れた何かがないと、難しいです。でもバイタリティあふれる皆さんのことだから、当たって砕けろでがんばって下さい。

は、実際WHの人達はどういった所で働くことが多いのでしょうか。やはり日本人と言うことで、日本食レストランや旅行会社、日本人経営のおみやげやさんなどが多いですね。これらの職は観光客が多く来る夏に忙しくなるので、3月から5月にかけて人を募集します。冬場、求人は減ります。
 最低賃金は$7.15(2004年2月1日より有効)で、アルコールを扱うレストラン関係は食事やチップもあるということで$5.95から$6.20。(2004年2月1日より有効)
 トロントは特に物価がべらぼうに高いので、賃金上げるのは当たり前と私は思います。税金だって高いのですから。また冬がある厳しいトロントですから、夏場はいいですが、冬はという所もやはり多く、それだけ、経営者側もここでは大変ということです。しかし、もちろん仕事させてもらえるという謙虚さは、特に職探しが難しいここでは大切というのは言うまでもありませんが、反対にそれを利用して、仕事量のわりに見合うものを払ってくれない経営者もいるので注意。「働かせてやっているまたはWHのくせに」と思っている人もいますから。日本人同士だとよけいになーなーになってしまうとか、言いずらいなどあると思いますが、WHメーカーも最低限のプライドは持っていてください。
 と、経営者のことばかり言っていますが、WHで働くみなさんも、WHだからと突然仕事を休んだり、長期の旅行の為のホリデーを取ったりと自分勝手に行動しないこと。雇う側は一人の社員として仕事をまかせるので、責任を持って働いてください。それがWHメーカーの印象を良くし、今後来る同志たちの仕事探しを助けることにもなるのです。

の仕事以外でも働いている人はもちろんいます。私が知っている人達だと、Eaton Centreの中のショップとか、ドーナッツショップ、花屋さん、マクドナルド、またワイナリーやカメラマンの助手などして働いている人もいます。日本人が多く来るカナディアンのお店を当たって見るのもいいでしょう。

体的に仕事探しはどうしたらいいのか。まず履歴書作りから。日本人経営の会社は日本語と英語の2つの履歴書が必要な所がありますので、日本語も作っておきましょう。
 履歴書には必ずcover letterをつけましょう。ここにはapplyした理由などを書きます。自分の顔になるわけですからcover letter超重要。
 日本語関係や日系の会社での仕事探しはQ&Aのページでもふれていますが、トロントには日系新聞があり、その新聞のClassifiedセクションに求人のコーナーがあるのでチェックしてください。おすすめは「日加タイムス」(左写真)で一番読まれている新聞だけあって、求人広告は充実。毎週木曜日の午前に日系のお店「Little Tokyo/Book Net」「サンコー」の店頭に並びます。その日に行ってすぐチェックすること。競争が激しいですからね。
 その他では街を歩いていると、Wantedなどの求人募集のはり紙がしてあるお店などがありますので、気を付けて街を歩くことも大切。あとは、自分で会社を探してresumeを送ることですね。会社に電話をして募集しているか聞いてもいいでしょう。
 ショップなどは募集をしてなくても直接行って履歴書を置いて来る。電話がかかってくることも。
 またトロントの人材派遣会社に登録してみてもいいかも。 Nex Canada Inc.があります。もしかしたら、短気の仕事があるかもしれません。その場合「WHでもいいですか?」と聞いてみてくださいね。基本的に人材派遣会社は長期働ける人で、技術がある人を紹介するので、そこの所を考えて連絡して見て下さい。
 その他カナディアンの会社で働きたいという人はネットでも調べられますし、地元新聞The Toronto Star(左写真)の土曜日版Careerのセクションや、グラフィックデザイン関係なら無料のエンターテイメント新聞「NOW」マガジン「eye」マガジン(どちらも毎週木曜日発行で、街角やバーやパブ、レストラン、CDショップなどで入手可能)のクラシファイドセクションにデザイン会社の求人がよく載っています。    

●おすすめ日系新聞 「日加タイムス」(720 Spadina Ave., Suite 420/416-923-2819)
(毎週木曜日午前/この日にすぐ買いに行ってチェック!)
入手方法は直接行くか、
日系お店「Little Tokyo/Book Net」(199 Augusta Ave./416-921-1328)
「サンコー」(730 Queen St. W./416-703-4550)で入手可。

皆さんの健闘を祈ります。



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