まずカナダに行きたい、働きたい、勉強したいと思われる方は日本のカナダ大使館を見て下さい。ビザ取得に関するさまざま情報が載っています。
まず、ビザの種類ですが、私達日本人に関係あるビザとしてworking
holiday visa(ワーホリビザ)、 visitor visa(観光ビザ)、sutudent visa(学生ビザ)、work permit(労働ビザ)、landed immigrant visa(永住権)、citizenship(市民権)があります。申請中に自分のビザが今どうなっているか、質問などあれば、416-973-4444に電話すると申請番号を言うと答えてくれます。またそれぞれの申請用紙、詳細などのカタログはネット上http://www.cic.gc.caの移民局のサイトから入手できます。 Working Holiday Visaはみなさんご存じの通り旅行を目的とした長期滞在可能ビザで、旅行資金として短期間の労働も可能なのです。 資格は健康な30歳までの男女。一生に1度だけのビザです。 申請方法は、毎年方法が変わるのでワーキングホリデー協会や、直接大使館へ連絡して確認してください。また、当サイトのq&a「ビザ」のページも参照してください。毎年申請方法は若干の変更が予想されますので、ワーホリ協会のサイトが確実です。申請用紙もサイトからダウンロードできます。体験談としては私の友人は2年間student visaでいて、次にWHビザを申請しようとしたら「2年間もいてたら充分だ」とビザが貰えなかったというケースもあります。 WHビザははじめ6ヵ月貰えて、その後6ヵ月が申請可能です。申請用紙はhttp://www.cic.gc.caの移民局のサイトかImmigration
Centre(55 St. Clair Ave. E./地下鉄St. Clairからすぐ)で手に入ります。それに必要事項を書いてビザの切れる一ヵ月前までに着くように送ります。延長できるかは残高もとても重要です。$3000以上は持っておきましょう。あと面倒ですが、残りの6ヵ月をどのように旅行するのかなどの手紙を添えることも出来ればお勧めします。どうしてビザがほしいのかの理由ですね。
Visitor visaですが、これは高額の残高を証明すればもらいやすいです。あとはやはり、どうして観光でいたいかの理由をくわしく書くのが、いいでしょう。一回の申請で残高にもよりますが、長くて6ヵ月から10ヵ月もらえます。すごいたくさん残高あればもっと貰えるようです。私の知り合いで観光で半年半年で一年もらった人もいます。
Student visaは、学校の入学証明(入学金を払っている証明)を申請用紙と共に送ればその期間だけビザが発行されます。証明書は学校が発行してくれます。申請用紙の目的のところはただ「study」と書くだけでも大丈夫。 学校の名前によって学校の期間が終わっても1ヵ月ぐらいビザを余分にくれたりすることもありますが、平均15日ぐらいは予備にビザをくれます。しかし、学校によって入学金を払う前に証明書を発行してくれる(私達)には親切?(でもこれは違法です)なところがあって、immigrationもそういう学校はマークしているので、そういう学校の証明を送ったら予備の日数は4、5日しかなかったりします。 ただし、カナダは6ヵ月以内の英語コースであれば観光ビザで受講することが出来ます。6ヵ月以上の受講またはフルタイムのディプロマやサーティフィケート、ディグリーのプログラムを受講するのであれば学生ビザが必要となります。6ヵ月以上受講を希望する場合は学生ビザを申請します。学生ビザはカナダ国内では発行されませんので、カナダ外のカナダ大使館または領事館へ申請となります。カナダにいながらにして申請は可能ですので、http://www.cic.g.caにて申請書や必要な情報が入手出来ます。 また新法により、就学許可証を持っている場合は、カナダ国内で就労許可証を申請できるようになりました。 就学に関するよりくわしい情報はカナダ政府ホームページまたは日本のカナダ大使館の就学Q&Aを参考になさって下さい。 もしその後もいたいなら観光にきりかえましょう。申請用紙はビザの切れる1ヵ月前までに着くように送ること。
Working Holidayで働いていたりすると、一年なんてあっと言う間。ビザが切れてもまだ同じ職場で、トロントで、カナダで働きたいと思う人がいるはず。その人達がまず、一度は考えるのがこのwork
permit(労働ビザ) 取得でしょう。 このビザの申請にはスポンサーが必ず必要です。スポンサーとは会社のことで、会社はどうしてカナダ国民ではなく他国の人材がほしいのかの理由を書いて、またimmigrationに対して何千ドルかをその人の為に支払わなくてはなりません。ですから、そんなお金を払ってまで、いてほしいと会社から思われるほどの何かがなくてはなりません。しかし、最近はますます取得が難しくなって、余程の職種でなければ、まず完全に無理と言ってもいいほどです。このビザが取れないために日本からの駐在員の数も減っているほどです。Human Resources Development Canadaからの認可が必要となるので、ここの認可はかなり難しいそうです。 では、どういった職種なら取れるのでしょう。私の友達は、はじめWHで来て、コンピューターアニメーションを作れるので、こっちのマルチメディアの会社に入り、ビザが切れる数ヵ月前に社長から「あと何年(ビザ)ほしい?」なんて、贅沢な質問されて「2年ほしいです」と言ってとってもらってました。マルチメディア関係はスポンサーがいればまず大丈夫と思います。また、ツアーガイドもとても取りやすいようです。1年毎にビザを更新しなくてはならないようで、カナダ外に出なくてはならないのですが、それで何年も取ってた人がいました。しかし、基本的にこのビザは不可能と思っておいたほうがいいでしょう。
でもどうしても、長くカナダで働きたいという人はlanded
immigrant visaを取得するという方法があります。これは日本語では永住権。カナダに永住をするということです。でも驚かないでください。日本国籍を放棄するのではないですよ。国籍は日本のまま。でもカナダ国民と殆ど同じ条件で一生住めて、働けます。カナダ国民との違いは選挙権がない、犯罪を犯すと強制送還されるなどの違いだけで、今現在ではカナダの福祉や保険、教育などは全てカナダ国民と同じように受けられます。ただ、2002年より移民法が大きく変わり、取得がかなり難しくなっています。そして取得の後5年毎に手数料を払って更新しなくてはなりません。5年間に3年以上(くわしい日数は移民局サイト参照)国外にいると自動的にビザは無効となります。詳しい詳細はhttp://www.cic.gc.caの移民局のサイトで確認が必要です。 今このビザがほしいと考えている人の殆どが、選抜労働者のカテゴリーに入ると思います。選抜労働者とは、カナダ人と結婚する/会社をカナダで設立/カナダへの多額の投資/家族が永住者、などではなく、自分一人で個人で永住権を取得する人のことです。私もこれで永住権を取りました。名前の通り、即カナダの為に働ける人材という意味なので、働いた経験や職種によって取得の難易度が違ってきます。 永住権取得までの過程は、まず決められた書類を提出→書類審査合格→immigrant
officerとの面接→面接合格と共にビザ発行、という形です。選抜労働者には選考基準があって、100点満点中(なんか学校の試験みたい)68点以上(2003年より)が合格です。2003年より英語のテストも加わりました。フランス語話せると点が加算されますし、高校卒より大学卒のほうが点もいいですし、一番大事なのが職種で、なんの職種で永住するかが、超重要。その経験の長さによっても得点が大きく違います。
Citizenshipは市民権のことで、カナダ国籍になるということです。この市民権は永住権取得から3年以上たてば申請できます。カナダに関する試験と面接があります。取得までに半年程かかるとか。国歌も歌えるようにしなくてはなりません。
あとその他のビザではCommonLawビザ。2002年の移民法の改定にともない、婚約ビザがなくなりこのビザが出来ました。詳細は移民局のサイトで確認してください。カナダ国籍(または移民の人も含まれるのか)の人と1年間以上一緒に同棲して住んでいるとCommonLaw夫婦とみなされ(弁護士の書類必要)、結婚しなくても夫婦として認められます。そうなると滞在ビザを取得することが出来ます。
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