料金は全域均一。一駅しか乗らなかった人、終点まで乗った人関係なく、1回につき現金だと2ドル50セントの運賃。支払い方法は現金(バス、ストリートカーはお釣はくれないので、2ドル50セントきっちり払うこと)か、チケット、トークン、デイパス(1日乗り放題)、メトロパス(1ヵ月定期)のどれか。チケットは日本でいう紙で出来た切符です。トークンはTTC専用コインで、日本の1円玉を少し小さくしたようなもの。チケットとトークンは5枚以上買うと割引きになってお得です。購入は地下鉄の係員のいる窓口で「Five
Tokens(Tickets) Please」など言えば売ってくれます。一応自動販売機もありますが、out
of orderが多いので窓口で直接買うのがいいですよ。2ドル25セントコインもチケット、トークンも地下鉄に入る時は窓口にあるチケットボックスに入れましょう。トークンなら「Enter」と書いた改札機でもト−クン用の穴があるので、そこに入れると通れます。日本と違いTTCのシステムはとっても遅れているのでビックリするかも。だって細かい時刻表がないのですから。バス、ストリートカーは乗る時に払うので、ドライバ−席横にあるチケットボックスの中にコインなり、チケットまたはトークンを入れます。 デイパスは1日乗り放題のパスで、平日は1枚一人までで、朝の9時半から次の日の午前5時半まで有効。土日、祝日は朝9時半以前からでもOK。そして、日曜と祝日はこのデイパス1枚で、大人2人か、大人1人と子供(19歳以下)5人か、大人2人と子供4人のどれかまで使えるのです。友達と一緒にTTCを多く使う時など一緒に使えるので安くて便利ですよね。 メトロパスについてですが、これは地下鉄、ストリートカー、バスが1ヵ月どこでも乗り降り自由の定期券のこと。毎月24日に翌月の定期券が発売されます。発売期間は24日から翌月の2日ぐらいまで。TTCの料金はここ5年で異常な程値上がりし、今は大人98.75ドル(1ヵ月)です。それで、メトロパスを買うお客が激減したのかどうか、最近は1年まとめて契約すると、割安(90.50ドル)になるサービスをはじめています。1年間トロントにいて、メトロパスを使い続ける人はこの割引きサービスを利用するとお得です。また、半年使って後の半年を誰かに譲るということも考え方によってはできますね。メトロパスの良い所は、自分が使わない場合は人に貸すことも出来るので便利になりました。(以前は写真証明が必要だったのですが、なくなって、誰でも貸し借りが出来ます) 誰もが、1度はとまどうのが、トランスファーの使い方。実際私も使ってみて、駅員さんに「ダメダメ」など怒られながら、学んで行ったのです。(笑)トランスファーはその名の通り、乗り継ぐ為のチケットで、地下鉄からバスに乗る時、バスからストリートカー、ストリートカーから地下鉄ととにかく、一旦降りてから新たにTTCを利用する場合にそのつど料金を払わなくても、このトランスファーというチケットを見せれば、そのまま乗れちゃうというもの(地下鉄と構内でつながっている場合はいらない)。地下鉄なら改札入った所に赤いポストのような時計がついてるBOX。時刻の下にある丸いボタンに触れると、トランスファーが出てきます。バスやストリートカーではドライバーに「Transfer
please」と言えばくれます。ただし、その乗り継ぎの間にお買い物やレストランでお食事はダメですよ。(笑)トランスファーにはちゃんと日時が記載されているので、見つかると罰金。(って言っても私もよくTTCを待っている間にコンビニに行ったりしてますが...)まあ、30分以内なら大丈夫でしょう。乗り継ぎ方は、基本的に自分の来た方角と同じ方向に戻るのには利用できません。たとえば、地下鉄でトランスファーを取って、そのトランスファーをまた同じ地下鉄の駅では使えないですし、北から地下鉄で来て、今度はバスやストリートカーで北に上がることもできません。トランスファーは地下鉄の場合必ず乗った駅で取ること(バスなどは乗る時に必ずもらうので問題はない)。別に忘れていて、降りた駅で取ってもいいのですが、その場合キセルも可能となる場合があります。なんだかんだと文章で説明は難しいですが、とにかく、同じ方向へ戻らなければ大丈夫。がんばって、使ってみてください。 TTCのホームページ:http://www.city.toronto.on.ca/ttc/index.htm
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