家の種類はコンド、アパート、Detached（一軒家）、Semi Detached（２件が一緒）、Bungalow（平家）、Town House（家が何件も引っ付いている）があります。日本で言うワンルームマンションみたいな部屋はBachelorと言い、１bedroomとはキッチン、リビング、１寝室（2bedroomなら2寝室と寝室が増える）のことで、たまにプラスDen（書斎で4畳ぐらいの部屋）やSolarium(サンルーム）が付いてくることもあります。

　物件を買う場合は不動産屋へ頼みましょう。自分の予算、条件にあった家を紹介してくれます。また、借りる場合も借り手はお金を支払う事はないので、コンドや家であれば不動産屋に頼んでもいいでしょう。

　自分で貸アパートや貸コンド、貸部屋を探す場合は地元新聞トロントスターなどのクラシファイドセクション（木曜日、土曜日版）や街の通りやスーパーなどに無料の「Rentals」などの情報誌があるので、それを見て探します。また、日系新聞「日加タイムス」（日系食料品店などで毎週木曜日入手可）や日系食料品店、ダウンタウンならサンコー(730 Queen St. W.416-703-4550)やLittle Tokyo on Augusta(199 Augusta Ave. 416-921-1328）にある掲示板でも見つけられまし、当サイトのクラシファイドのレントでも探せます。もし、住みたい地域が決まっているなら歩いて探すのも結構効果あり。Room for Rent、Apartment for Rentのサインがある家を見つけることが出来ます。探すにあたって必要なのは、どの地域、予算、アパートか貸部屋かなどの部屋の種類、家具付きか家具なしでもいいのかなどを決めることです。この時注意したいのが、家賃は安いが光熱費込みでない場合はこちらは冬は暖房費がかかるので、結局あまり安くないということもあるので、光熱費も込みか、込みでないかも確認しましょう。借りる時はこちらではまず最初の月と最後の月の２ヵ月分を先に払うのが一般的です。普通の条件で2ヵ月以上先にましてキャッシュで払えと言う所は用心したほうがいいです。また、チェック（小切手）で支払う方法が普通ですが、その場合Postdated Checkと言って１年なら12ヵ月分のチェックを先に渡すのですが、日付けを1月1日、2月１日とそれぞれチェックの日付けを月の始めにしておくと１ヵ月ごとに引き落とされていくという方法も使われます。

　コンドはコンドミニアムで日本でいうなら高層マンション。ただし、入り口には24時間セキュリティーの人がいて、ロビーがあり、室内プールやジムなども設置されていて豪華です。ここ近年コンドラッシュですごい数のコンドが建設されていますが、昔のコンドに比べ、部屋小さく、建て方も雑みたいです。購入する場合はガレージ、物置き、５appliances(この場合洗濯機、乾燥機、皿洗い機、冷蔵庫、オーブンレンジ）が付いてくるのが普通です。また電気、水道代も全て込みの所がほとんどです。プールやジムなどの公共設備のメンテナンス代も月々払わないといけません。借りる場合は保証人が必ずいりますし、１年契約の所がほとんどです。種類によっては、一軒家の各部屋がこんなコンドの様にリノベーションしてランドリーまで置いてある所もあります。

　こちらで言うアパートはコンドとほぼ同じでプールなどが付いている所もありますが、大きく違うのが、洗濯機／乾燥機はランドリールームというとこにあり、アパートの何階かがコインランドリールームとなっていて、そこに洗濯をしにいきます。ですから各自の部屋には洗濯機がないということです。借りるには厳しい審査などがあるところもあり、１年契約です。保証人がいらない所もありますが、その場合は半年分なりの家賃を先に入れなければなりません。ベースメント（地下）がアパートになっている所も多く、地上の部屋より少し安かったりします。

　貸部屋（Room for Rent/Shared House)というのがあり、これはバス、キッチンは共同で、部屋だけ借りるというものが多いです。あと、サブレットというのもあり、これは1年契約した部屋ですが、自分は長期不在するので、その間誰かに部屋を貸したいなどの人が、入る人を探しているもので、短期滞在者には便利かも。

　家賃の目安はいくらぐらいでしょう。最近は値段が上がっていて、正直高いです。地域によっても値段は上下します。
・アパート：Bachelor$650-$800、1bedroom$700-$1200、2bedroom$1000-$1500
・コンド：1bedroom$1100-$1500、2bedroom$1400-$2000
・貸部屋：$350-$500

　こちらの冬はマイナスになるので、部屋の室温は凍死もありえる寒さなので法律によって定められています。毎年9月15日から翌年6月1日まで、貸家では室温が21度以上が決まりとなっています。自分で温度調節が出来ない家にお住まいの方は21度未満の場合は大家やビルディング管理者に上げるよう言う事が出来ます。言っても何もしてくれない場合は、トロント市に訴えることが出来ます。月曜日から金曜日午前8時から午後5時まで416-338-0338（温度に関するトロント市街の直通は416-392-6940）で受け付けています。詳細はトロント市のByLawsというページにあります。http://www.city.toronto.on.ca/faq/bylaws.htmです。そこのQ&Aの上から２番目にその質問と答えがあり法の文面には大家は貸している住居の室内全てをいつでも21度以上（21度が最低温度）としないといけないという義務があるということが書かれてあります。

●トロントで家賃の安い地域 及び 契約期間（最低何ヶ月単位から）は？

家賃の安い地域イコール治安の悪い地域とも言えるので気をつけて。全体的に西は安いです。地下鉄の名前で言うとBathurst, Christie, Ossington, Dufferin, Dundas West, St. Clair West, Eglinton West, Lawrence West以上が北西で安い地域。でも特に治安が悪いのはChristieとDufferinです。最後から３つ目までの地域が治安的にも価格的にもお手頃かもしれません。あと西だとQueen St.も安いですが、Bathurstより西は治安はよくないです。東ではBroadview, Chester, Papae, Donlandsでダウンタウンから近く治安もそんなに悪くなく割合安い。東で治安がよくないのはJavis St.を含むKing St. E.、Queen St. E.です。契約期間は最低３ヵ月からでもOKな所がありますが、大抵大家はいやがります。

●家を安く借りられる方法はありますか？

「半年分をキャッシュで一度に払います」と言えば安くなる可能性がありますが、リスクが大きいです。もし嫌な家だったりしてもお金を返してくれなかったりするかもしれません。それか当たって砕けろで「安くして」とはっきり言ってみるとか。「毎週必ずトイレを掃除しますから」とか犬がいたら「犬の散歩しますから」と何かサービスを言っているみるのはどうかな。

●主人がトロント大学に留学が決まりました。住居も決まっていませんが，トロント大学の近くに引っ越したいと思っています(主人は歩ける範囲内といっていますが…）．トロント大学の近くで安心して住めそうな場所を教えてください．また，その回りで人気のありそうな？幼稚園をご存知の方がいらしたら情報を教えていただけますでしょうか？

U of T のHousing serviceの情報は充実しています。わたしもそこでキャンパスから徒歩圏内の豪華マンション（満足度２００％！）を見つけました。ウェブでも、役に立つ情報が入るので、参考になさってください。
http://eir.library.utoronto.ca/StudentHousing/ こちらに来られて、学生証をRobarts Libraryで取得したら、学生番号と、そこに書いてあるLibrary Barcode numberさえ分かれば、ウェブ上で、さらに、Student Housing Service Office(Koffler Student Service Centre/ 214 College St./ UofT bookstoreの入っている建物）に掲示されているオフキャンパスのさまざまなタイプの家の（Shared， Bachelor's， Detached， etc.)空き室情報にアクセスできます。Officeに行くと、紙と鉛筆、地図、TTCマップ、チェックポイント、家主と借家人の権利情報、無料の公衆電話（アポ取り用）などいろいろ用意されていて便利です。そこに掲示されている情報はU of Tの学生向けなので、キャンパスから近いところの情報がたくさんあります。 また、アカデミックの人向けの次のようなサイトもあります。
http://sabbaticalhomes.com/ ここでは、夏の間や数年単位で、研究等のため家を空ける人(院生や教授など）が、その間の居住人を募っているサイトです。シンガポール人の友人(U of TのMBAコース）は、渡加前にそこで素敵な家を見つけました。U of Tの人のPostingもたくさんあります。実際に見ないで決めることは難しいと思いますが、メールのやりとりを頻繁にすれば、ある程度の様子はわかるようです。
治安に関しては、St. George Campusから徒歩圏内で治安が悪いところ、というのはあまり聞いたことがないです。ダウンタウンなので夜でも人っ気がないということは少ないですし。（ちなみに、女性のみ対象ですが、大学には夜間WalkSafer Service=Campus escort service http://www.utoronto.ca/walksafer/index112.htmもあります）わたしの住んでいる地域は、治安があまりよくないという人もいるようですが、実際に住んでいてそうは全く感じませんし。U of Tと一言で言っても、キャンパスが広いので（東西南北とも地下鉄２駅分、約１km）、ご主人がよく行かれる建物の場所を把握し、なるべくそこに近いところを中心に探されるとよいのでは。
U of TはFamily Care Officehttp://www.library.utoronto.ca/familycareを始め、Health Service、Psychiatric Service、Int'l Student Centreなど、家族向けのサポート体制もよく整っているので、安心しておいでください。（情報提供者きらりんさんに感謝！）

お住まいの件ですが、主婦としての意見は、ダウンタウンに住むならやはりグロッサリーが徒歩圏内にあるところを探すことをお勧めします．買い物カートを買って買い物に行っても、子供連れだと結構大仕事になるし、立地条件のほか、部屋も見てみないことにはなかなかわからないことも沢山ありますよ。私はこっちに来て不動産屋を通して一週間で住むところを見つけましたが、日本人の不動産屋もいたので言葉には困りませんでした。あと、幼稚園ですが、www.edu.gov.on.caで現地の幼稚園を探してもいいと思うし、トロントでは２年保育が一般的で、その年の12月31日までに４歳になる子供はジュニア、５歳になる子供はシニアのクラスに入れます。学校に幼稚園が併設されているのが普通で、通常午前または午後のクラスを選びます。ただし義務ではないし、日本人の経営するナーサリーに入れている人も多いですよ。（情報提供者ちえさんに感謝！）